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みんな音楽を聞こう!!

4年目の廣田です。
11月総会でのサークルトーク(注1)が時間の都合により、できなかったのでこの場を借りてお話させてください。

注1)サークルトーク...総会中に行われるフリートーク。毎回トークテーマが決められており、11月のテーマは「自分の好きな音楽」であった。


○前置き

好きな音楽って、なんでしょうか?

皆さん、まず好きな音楽と言われてポンと頭に思い浮かんだものがあると思います。

では、あなたはなぜその音楽が好きなんでしょうか?
できるだけ理由を並べて見てください。

どのくらい理由が出ましたか?
その中で1番目立つ要素ってなんでしょう?
和音やコード?リズム?雰囲気?声?たくさんあるうちの、何でしょうか?

その目立つ要素こそが、あなたが音楽について1番好きで、重視している事柄なんだと思います。

で、ここで言いたいのは、
その好きな事柄に、執着しすぎないということです。

大概の人、自分の好きな音楽の周縁部、または外部の音楽に対して、すごく排他的なように思えてしまいます。

聴いてるアーティストが長い期間すごく偏ったり、ジャンルが偏ったり。
特にアカペラサークルの人。好きでやってるからこそ、「アカペラばっかり」聴いてる印象がすごく強いと思う。

ダメとは僕は言いません。むしろすごーく気持ちがわかります。好きなものにずーっと浸ってたい気持ち。
ただ、あえて一言申し上げるなら、

もったいないです!!!

音楽的に嗜好が偏っている時、それってつまり好きだって思うポイントが一箇所しかないことを意味しています。
だけど、その好きな音楽、違う聞き方をしたら多分もっとたくさん、良いところがあるはず。いろんな視点からその好きな音楽を見つめて、その分だけ好きなポイントが見つかれば、今までの何倍もおなじ音楽を楽しめることになるんです。

じゃーどうするか。どうしたらそういう「たくさんの視点」をもてるのかというと、
シンプルに、
「たくさんのジャンルの音楽を余すところなく聞く」
というのが、唯一の方法なんじゃないかなぁ、と思います。

現在、本当に数えきれない種類の音楽が存在しています。その一つ一つに特徴や良いところがつまっています。

そのたくさんの特徴に注目して「良いなぁ、好きだなぁ!」と聞ける耳を養えば、音楽を聞くときに
「注目するポイントが増える」=「その音楽がもっと好きになる」
自分はそう思っています。

僕もまだまだ未開拓ゾーンが多いです。が、人一倍音楽は好きで、色々な種類の音楽を聴いて来たと思ってます。僕の聴いて来た、大好きな音楽を少しでも「いいな、好きだな」と思って、どんどん聴いて、耳を肥やしていってほしいです。



○きくときに注意すること

・今自分が「何が」好きなのか再確認する

少しわかりにくいですが、自分が音楽を聴いているときに、何を1番好きで、大事にしているかを明らかにしておくことです。「人の声」「ハーモニー」「雰囲気」「リズム・グルーヴ」たくさん要素があります。どれでしょうか?
なんだかんだで、自分が大事にしているものって頑固です。ただ、忘れてもダメ。それを軸にして、音楽の種類の幅を広げるために、まずは自分の好みを知りましょう。
(ちなみに後でも書きますが、僕はここがどんどん変わっていきます。好みは流動的なんだよ、とも覚えておくといいと思います。)

・諦めない
これが大鉄則です。
今まで触れたことのない音楽に触れると、「?」「なにがいいんだこれの!」と拒否反応を示すことって絶対あります。
そこで我慢。流し聞きでもいいから、聞きましょう。すると、ほんとにふとした瞬間に「あ、なんかよくね?」と好意を抱く時が来ます。そうすればしめたものです。

・細かいとこまで聴ききる
例えば、あるアーティストの歌が本気で上手くて、本気で好きだったとします。
じゃあ、良いのは歌だけでしょうか?
僕は決してそうじゃないと思います。
歌を引き立てるための「バックトラック」、ここも注視して聴くと、良い曲は驚くほど緻密に作り上げられているのがわかります。
視点を一つにせず、歌は、キーボードは、ギターは、ドラムは、ベースは、と、それぞれのラインまで細かく聴いてみると、面白いですよ。



○クラシック編
量が多いので、今回はクラシックに限定して紹介します!

・モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」
こちら、女声ですが役は男性・小姓のケルビーノという人物が自分の恋する相手に対して「ああ、胸がドキドキします。これって恋なんでしょうか…?!」という歌。

・モーツァルト交響曲第40番
TheRealGroupの元ネタはこれ。僕はすごく悲しくて美しい曲だな、という印象を受けます。

*モーツァルト…
他の曲を聴いていてもそうですが、まず次にくる和音が読めない。不思議な和音の展開なのに、曲全体はすっきりまとまっていて、なんら違和感がないのがすごい。
あとは、そのサウンド。弦楽器多め(管楽器は本当に少ないです)かつ音域が上に広がるような曲の書き方をしているので、全体的に明るく聞こえる。リラックス効果の源とされているらしい。後ろで入ってくる木管楽器(クラリネット・フルート・オーボエ等)とホルンもいいですねー!
どの曲もなんとなく似ているようで実は全く違う。これがモーツァルトの良いところなのかな、と思います。



・J.シュトラウス 喜歌劇「こうもり」どっかのアリア
アデーレのアリア「侯爵様、あなたのようなお方は」
ストーリーの流れは気になった方、調べた上で全部見てください(笑)。「侯爵様」に正体がバレそうになって、必死で笑ってごまかす歌です。「ハハハハハー↑」とか「アーっはっはっはっはっはっ」と歌で言うのすげえってなります。

「シャンパンの歌」
さあ飲もう!っていう曲。ワクワクしますね!

*こうもり
底抜けに楽しい。全部見ましたが、内容も面白いです(是非字幕で笑)。シュトラウスのなんか、こう、セレブ感というか、まさにウィーン!というオーケストラのサウンドに、高低様々な歌手の声が入り混じって、わーーーって行ってる間に終わる。すごく高貴な曲です。
シュトラウスの他の曲、ワルツやポルカといった、いわゆる「ウィーンらしい」高貴な音楽にあふれています。是非。



・チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
ひっじょーーに暗い曲。交響曲は、通常1〜4楽章に分かれていて、1楽章で導入、2〜3で繋ぎ、4でフィナーレ・明るく終わるという形式がセオリーなのですが、
この悲愴、1で哀しい、2〜3でちょっと明るくなったかと思えば、4で思いっきり暗くなって終わる、という特異な展開に。
この曲のすごい、と思うところは、名前にも表される通り「感情表現」だと思っています。とくに第一楽章。悲しみと激しい慟哭の間に、昔の美しい記憶を思い出すような。人の感情の流れや動きが、本当に自然に、かつ美しく表現された曲です。
長い曲なので、一楽章だけ貼っております。気になった方、全部聞いて見ましょう!

・チャイコフスキー 序曲「1812年」
ロシア軍がナポレオンフランスに初めて勝利した歴史的事件を、「ロシア側から」表現した曲です。平和なロシアの村、侵入するフランス軍との戦い、立ち上がる民衆、そして勝利…ストーリー立てがきっちりしていて、まるでその情景が浮かぶようです。ロシア軍勝った(聞けばわかる)シーンに入ると本当に感動します。
「ロシア帝国国家」と「フランス国家(ラ・マルセイエーズ)」が曲の中に取り入れられたり、大砲、大聖堂の鐘など様々な「音」にあふれていて、聴いてて全く飽きません。


・ラヴェル ダフニスとクロエ 夜明け
個人的に演奏したことがあり、馴染み深いので吹奏楽版を記載します。オケ版も聞いて見てください!

・交響詩「ローマの松」より アッピア街道のの松/レスピーギ
大好きなCD音源が落ちていたので、ムーティ指揮、フィラデルフィア管弦楽団演奏のものをどうぞ!「アッピア街道の松」は17:05辺りから始まりますが、それまでの「ボルゲーゼ荘の松」「カタコンベ付近の松」「ジャニコロの松」それぞれが素晴らしい曲となっております。

*情景の表現
この二つの曲は、どちらも「夜が明けるシーン」を表現しています。『ダフニスとクロエ』においては、草原とか木が生えたところで目覚めて、静かに朝日が昇ってくるシーン。『ローマの松』においては、アッピア街道を通って朝日と共にローマに凱旋するローマ帝国軍。それぞれテーマに沿った「夜明け」の表現がなされていて、とても良いです。



・サティ 「3つのジムノペディ」
結構有名曲。「ジュ・トュ・ヴ」と合わせてサティの代表作として知られています。
この曲は、特にいついつどこでどんな場面、という指定はなされていません。ですがこの世界観。夢のなかを歩いてるような、でもちょっと寂しいような。さらっとした曲なのに、妙に引き込まれてしまう。



短く聞けるものをピックアップしたつもりなのですが、一曲一曲長いです。それでも聞いて、好きになってもらえたらすごく嬉しいです!
是非是非、聞いて見てください。
それでは皆さん、よいお年を。

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